FC2ブログ

記事一覧

糖尿病は筋肉の代謝疾患である。

糖尿病は筋肉の代謝疾患である。2017年に当院受診した糖尿病のない患者100人のHbA1cを年齢別にプロットしました。当院で糖尿病治療してない患者さんをランダムに抜き出しましたので、個々の食事内容はわかりません。すると、糖尿病の指標であるHbA1cは年齢とともに高くなっていきます。この原因はいろいろ考えられますが、最大の要因は筋肉。「京大の筋肉」という本によれば、筋肉は最大の血糖取り込み器官。①25歳前後が筋肉量のピ...

続きを読む

糖尿病治療の第一優先は、合併症予防である。

糖尿病治療の第一優先は、合併症予防である。HbA1c10あるような糖尿病を完全に治癒(根治治療)することは、一般に難しい。しかし糖尿病患者さんの生活の質を落とさないように、合併症予防をすることはできます。とくに、糖尿病合併症予防として重要なのが、眼の合併症(糖尿病網膜症)と腎臓の合併症(糖尿病性腎症)の予防です。糖尿病網膜症、糖尿病腎症の治療のポイントは、まず血糖管理、次に血圧管理です。合併症発症を抑え...

続きを読む

スーパー糖質制限は健康な人を救わない

今回、FLASHの記事「糖尿病もガンも認知症も…糖質制限はやっぱり人類を救う」を取り上げます。smart FLAH 「糖尿病もガンも認知症も…糖質制限はやっぱり人類を救う」ここに気になる内容が書かれてありました。「老化の原因は『酸化』と『糖化』、つまり糖質であるという考え方が主流です。」→これは正しくないと思います。糖質の過剰な摂取は、もちろん老化を早めます。しかし、ケトン体を多くだすために糖質を過度に制限すること...

続きを読む

日本糖尿病合併症学会で、糖質制限とSGLT2阻害薬関連の症例を口頭発表してきました。

日本糖尿病合併症学会で、2018年10/20(土)の発表を変更させていただいて、10/19(金曜)口頭発表してきました。演題タイトルは「糖質制限とSGLT2阻害薬で甲状腺ホルモン低下(Low T3)し、高コレステロール血症と正常血糖な糖尿病性ケトアシドーシスの一例」です。恥ずかしながら演題のタイトル「SGLT2阻害薬」とするところ、「SLGT2阻害薬」とやらかしてしまいましたが、要点は2つです。①糖質制限とSGLT2阻害薬によって筋肉細胞な...

続きを読む

糖尿病の眼の合併症である糖尿病網膜症に糖質制限が有効です

当院follow中の糖尿病患者さん。10年前より糖尿病あり、最大HbA1c10台。治療したりしなかったりでした。当院で眼底検査をしたところ、糖尿病の眼の合併症である、単純網膜症の所見がありました。単純網膜症は、硬性白斑(血液から染み出したタンパク質の跡)や点状出血の所見がみられます。適切な血糖コントロールをすれば、単純網膜症は治すことができます。当院で1日100g未満の糖質制限と、たまーにSGLT2阻害薬を内服し1年後、硬...

続きを読む

プロフィール

福田世一

Author:福田世一
FC2ブログへようこそ!
これまで透析専門医や腎臓内科医として診療に携わっていましたが、2012年4月千葉市若葉区にクリニックを開業。内科だけでなく外科、整形外科、小児科、皮膚科に対応し、MEC食(肉、卵、チーズ)でトータルにケアする総合診療医を目指しています。