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記事一覧

糖質は減らすほど、将来の糖尿病の不安は解消されるのか?

HbA1c5.9~6.0とやや高く、将来の糖尿病の不安もあり、スーパー糖質制限を始めた患者さんスーパー糖質制限してから徐々に階段を上るのがだるい、脱毛、めまいも出現。甲状腺ホルモンFT3 1.8と低下。このとき診察した医師は、「甲状腺ホルモンの低下(LowT3)は大したことないから」と、動脈硬化の検査だけして、このまま経過観察に。そして糖質制限指導者からは、エネルギー不足なので、タンパク質を多く摂るよう言われ、肉1日800g...

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糖質制限のメリット・デメリットは? 「次世代の勉強会のお知らせ」

糖質制限のメリットが昨今、強調されます。しかしデメリットは? という問いかけに、糖質制限推進派の指導者たちは、はっきり答えません。それどころか糖質は減らせば減らすほど、ケトン体がでて素晴らしい、と言わんばかりです。患者さんの症例を出しながら、糖質制限のメリット、デメリットを説明してみようと思います。お時間のある人は、2018年9月16日大阪でのセミナーに参加してください(^^)下記サイトで申し込みができます。...

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MEC食では、糖質の摂り方は人それぞれです

MEC食では、糖質を摂らないのではありません。糖質は控えめながら、糖質の摂り方は人それぞれなのがMEC食です。過剰な糖質摂取は控えますが、今の食事に肉、卵、チーズを加えてもMEC食です。台湾でも豚肉スープと卵でMEC食です (^^)。...

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なぜ胎児の胎盤は、ケトン体が多いか?

論文「マウスの胎盤形成期における胎児(胚)のグルコース代謝変化」を示します。この論文の要点をかきます。クエン酸などのTCA回路代謝産物量の増加 → 胎児ミトコンドリアは機能していることを示唆します。ホスホフルクトキナーゼ活性低下が、胎児全体で抑制されている。かつ乳酸は高い → 胎児ミトコンドリアは脂肪酸をエネルギー源としていることを示唆します。ペントースリン酸経路の活性化 → 糖はエネルギー源ではなく、...

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チラーヂンはあくまでも甲状腺ホルモンFT4の補充薬であって、LowT3には有効ではない。

甲状腺機能低下症において、甲状腺ホルモン FT4の補充にはチラーヂンが必要。では甲状腺ホルモンFT3はチラーヂンで活性化する?画像所見で示しますように、甲状腺機能低下症は、一般にTSHが上昇し、FT4が低下し、FT3も低下します。甲状腺機能低下症の患者さんにチラーヂンを投与したところ、TSHは下がり、FT4は上昇し正常値になりました。しかし、画像所見(検査データ)にあるようにFT3は低下したまま、LowT3でした。なぜLowT3?F...

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総コレステロール400台を見たら、一般の医師の感覚なら異常です。

50代の患者さん。健康目的にMEC食を始めました。糖質を極力制限し高脂肪食中心のMEC食を1年間したところ、1年間で総コレステロール247→427に上昇。総コレステロール上昇が心配になって徳洲会病院MEC食外来に受診された患者です。MEC食1年後の血中脂質は、中性脂肪42、HDL108、LDL278、総コレステロール427、とLDLコレステロール、総コレステロールが顕著に高値になりました。(コレステロールを下げる薬やサプリは内服していません...

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プロフィール

福田世一

Author:福田世一
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これまで透析専門医や腎臓内科医として診療に携わっていましたが、2012年4月千葉市若葉区にクリニックを開業。内科だけでなく外科、整形外科、小児科、皮膚科に対応し、MEC食(肉、卵、チーズ)でトータルにケアする総合診療医を目指しています。