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お肉の飽和脂肪酸が動脈硬化や炎症を来す? 本当の悪人は炭水化物を6割摂取することです。

今回も某タブロイド紙に掲載されたお肉の飽和脂肪酸が動脈硬化や炎症を来す、への反論です。

今回の記事は、お肉の飽和脂肪酸を悪人にして地中海料理の不飽和脂肪酸を善人にして、比較していますが、本当に感心しません。


昔の日本食は欧州の地中海食に似ていて、魚介類などの食材が豊富でお肉を使わない。だから不飽和脂肪酸が多い、健康に良いという理屈のようです。


昔の日本食と欧州の地中海食の決定的な違いは、何か?

それは、タンパクと脂質(あぶら)の摂取量です。


伝統的な日本食は脂質(あぶら)をほとんど使いません。それに対して地中海食はオリーブオイル(あぶら)を多用します。

昔の日本食は、タンパクと脂質(あぶら)が不足しているのです。


伝統的な日本食は脂質(あぶら)を使わない代わりに砂糖で味付けします。脂質(あぶら)がないと美味しくありませんので、日本食は砂糖を使って味付けします。お寿司屋さんにいって、玉子焼きを食べれば、甘いのがその例です。


そして、不飽和脂肪酸を十把一絡げにして、不飽和脂肪酸全体が動脈硬化の抑制や炎症の抑制をするかのような善人に仕立てていますが、飽和脂肪酸を悪人にするための完全な印象操作でしかありません。

お肉の飽和脂肪酸が悪人で、オリーブオイルの不飽和脂肪酸が健康的だと煽ってますが、これは違います。


不飽和脂肪酸には、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸があります。

オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸です。一価不飽和脂肪酸を口から摂らなくても、飽和脂肪酸を摂れば体内で合成できるのです(体内で合成しています)。飽和脂肪酸も一価不飽和脂肪酸もどちらか摂れば体の中で相互変換して主にエネルギー源として使われています。何も特別な脂肪酸ではないのです。なので、一価不飽和脂肪酸は必須脂肪酸ではありません。


不飽和脂肪酸の中の多価不飽和脂肪酸のオメガ3とオメガ6は、体内で合成できないので、摂取する必要があり、必須脂肪酸と言っているのです。


結論です。お肉の飽和脂肪酸は悪人ではありません。なぜならオリーブオイルの一価不飽和脂肪酸を摂れば体内で飽和脂肪酸が合成されます


本当の悪人は炭水化物を6割摂取することです(^^)

飽和脂肪酸は悪者? 脂質階層図 飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸 

 

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プロフィール

福田世一

Author:福田世一
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これまで透析専門医や腎臓内科医として診療に携わっていましたが、2012年4月千葉市若葉区にクリニックを開業。内科だけでなく外科、整形外科、小児科、皮膚科に対応し、MEC食(肉、卵、チーズ)でトータルにケアする総合診療医を目指しています。