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糖質は減らすほど、将来の糖尿病の不安は解消されるのか?

HbA1c5.9~6.0とやや高く、将来の糖尿病の不安もあり、スーパー糖質制限を始めた患者さん

スーパー糖質制限してから徐々に階段を上るのがだるい、脱毛、めまいも出現。甲状腺ホルモンFT3 1.8と低下。
このとき診察した医師は、「甲状腺ホルモンの低下(LowT3)は大したことないから」と、動脈硬化の検査だけして、このまま経過観察に。

そして糖質制限指導者からは、エネルギー不足なので、タンパク質を多く摂るよう言われ、肉1日800gほどの高タンパク食を摂っていた時期もありました。

2018年2月 総コレステロールは最大822と高値。フェリチン549と高値。
フェリチンが高いのは、過度な糖質制限によって鉄の利用障害と炎症が起きたためです。

エネルギー摂取は十分に足りていても過度な糖質制限によって、甲状腺ホルモンFT3は低下し、総コレステロール822と高値になりました。

総コレステロールの上昇は、代謝が低下しコレステロールの新陳代謝が進まなくなるため、コレステロールは高くなりました。
他の言い方をすれば、コレステロールの上昇は、体の危険なストレスサインとも言えます。

今年2月にスーパー糖質制限を中止し、糖質を摂っていただきました。そして運動もしていただきました。

今年8月 総コレステロール822→276に減少!!
フェリチン549→フェリチン132に正常化
体調は良好になりました。

コレステロールの上昇は、糖質制限されている人なら、多かれ少なかれ経験しているはずです。

エネルギー不足がなくても、糖質不足によって甲状腺ホルモンT3は低下し(Low T3)になります。

つまり、糖質不足はLowT3の原因となります

この症例のように過度な糖質制限も酸化、炎症の原因となり、将来の糖尿病の不安も解消されません

総コレステロール822

1日20g以下の糖質制限
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プロフィール

福田世一

Author:福田世一
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これまで透析専門医や腎臓内科医として診療に携わっていましたが、2012年4月千葉市若葉区にクリニックを開業。内科だけでなく外科、整形外科、小児科、皮膚科に対応し、MEC食(肉、卵、チーズ)でトータルにケアする総合診療医を目指しています。