FC2ブログ

記事一覧

臭いおならと一緒。糖質制限してMEC食すると動脈硬化を進行させない!

MEC食とホスファチジルコリン 最近、腸内細菌叢の研究が盛んです。例えば、腸内細菌叢の産生する物質が動脈硬化を引き起こす、など・・・腸内細菌と動脈硬化の関連が盛んに言われるようになってきました。

乳製品メーカーがこぞって、腸に良い機能性ヨーグルトを製品化したりしています。

 

そして、MEC食をしている人たちには、気がかりになる論文がいくつかでています。

 

MEC食(肉、卵、チーズ)で、心筋梗塞、脳梗塞が起こりやすくなる!

こんな論文が有名な医学雑誌(N Engl J Med. 2013; 368:1575-1584. April 25, 2013.)に掲載されています。皆さん知っていますか?

 

ホスファチジルコリン(レシチン)は卵、レバー、牛肉、豚肉に多く含まれ、腸内細菌叢で代謝されトリメチルアミン(TMA)を経て肝で代謝されてTMAOになり、これが動脈硬化促進的に働くことがマウスを用いた臨床研究で示されたのです。

そして血中TMAO値の増加は心血管イベントの発症リスクを予測する因子であります。

 

人においても血中TMAO値と心血管イベントの関連を検討した研究があり、心血管イベントを発症した患者の血中TMAO値は、発症しなかった患者のTMAO値より有意に高かったのです。

 

本来、ホスファチジルコリン(レシチン)は人の体にとても重要な脂質です。細胞膜の構成成分であり、神経伝達物質アセチルコリンの前駆物質であり、動脈硬化の改善、認知症予防、認知症の改善、記憶力アップなどの働きがあります。

ホスファチジルコリン(レシチン)が含まれている肉、卵、チーズは積極的に食べたいのです。

 

よく考えてみてください。

カナダ北部の氷雪地帯に住む狩猟民族・・・イヌイットは肉や魚が主食です。かつて、がんは少なく、心筋梗塞も少なかった。イヌイットに西欧文化が入ってきて、炭水化物を摂るようになった。すると、がんや心筋梗塞、脳梗塞が増えだしました。

つまり、肉だけを食べているなら、腸内細菌由来のTMAOは産生されない!!と考えます。


動物性タンパク質、動物性脂肪に炭水化物一緒に摂ると動物性タンパク質、動物性脂肪の消化吸収が悪くなり腸内細菌叢へ動物性脂肪(ホスファチジルコリンなど)や動物性タンパク質が到達してしまうのです。

 

原理は臭い便や臭いおならと一緒なのです!!!!

 

つまり、糖質制限してMEC食すると、腸内細菌叢でTMAOが産生しにくいと考えます。

 

臭いおならと一緒。糖質制限してMEC食すると動脈硬化を進行させない!

関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

福田世一

Author:福田世一
FC2ブログへようこそ!
これまで透析専門医や腎臓内科医として診療に携わっていましたが、2012年4月千葉市若葉区にクリニックを開業。内科だけでなく外科、整形外科、小児科、皮膚科に対応し、MEC食(肉、卵、チーズ)でトータルにケアする総合診療医を目指しています。