動物性脂肪の摂取を苦手とする方・・・チーズをお勧めします。
- 2017/09/05
- 00:15
生クリーム、バター、ラードなどの動物性脂肪を摂ると、胃もたれ、腹痛、腹部膨満感、嘔気等の胃部不快感がでる人がいます。特に女性。
管理栄養士の国家試験にも出題されていますが、高脂肪食は胃排泄速度を遅延させます。そのため胃もたれ、腹部膨満感の症状が出る人がいます。
ネット等で検索すると、胃内容物が長く停滞するので高脂肪食は逆流性食道炎の原因になるとも言われています。
MEC食は、高蛋白質、高脂肪食を推奨しています。また、甘いものや糖質の取り過ぎで機能性低血糖になっている人の治療にも高脂肪食が良いのです。
脂肪の摂取を苦手とする人にどうしたら脂肪を食べてもらえるでしょうか?
30回よく噛んでもらうことも脂肪摂取を克服する一つの方法です。
そしてもう一つが、チーズの積極的な摂取です。
チーズは、6Pチーズなら6個、ベビーチーズなら8個食べると、1日に必要な脂肪の半分量が摂取できます。チーズは脂肪を摂るのにとても優れた食品です。
チーズは高脂肪食であるのに、胃もたれ、腹部膨満感、嘔気等の胃部不快感の症状をあまり聞きません。 なぜでしょうか?
理由は、チーズには旨み成分のグルタミン酸が多く含まれているからです。
チーズには旨み成分の「グルタミン酸」が昆布の次に多く含まれています。
最近、グルタミン酸の旨みを感じ取る受容体は舌だけでなく胃の中にもあることがわかってきました。旨みの刺激によって消化液が分泌され消化が促進されることもわかってきました。
おいしいチーズを食べれば、食欲が増し消化が促進されるのです。
胃腸が弱いとか、脂肪が苦手という女性には、チーズがうってつけです!
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