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1.5AGは食後高血糖の良い指標。糖質制限ができているかを確認する指標にもなる。

今回は少し難しい内容です。

糖尿病の指標に1.5AGがありますが、1.5AGを知らない人は多いと思います。

 

1.5AGは、過去数日間の血糖コントロールの指標です。

 

もともと1.5AGは、食物中に含まれている糖質です。糖質を摂ると1.5AGという糖質も一緒に摂取します。すると糖質の摂取量が多くなると、1.5AGも摂取量が多くなるので血中1.5AGも高値になります。

血糖値170以上の高血糖になると、1.5AGは、腎臓から排泄されるため、逆に血中1.5AGは低下します。

 

つまり、1.5AGは糖質摂取量に比例して血中1.5AGは上昇します。

しかし、糖質摂取量が多すぎると、尿から1.5AGが排泄されるので血中1.5AGは低下します。

 

血中1.5AGは、糖質摂取量が多いと、それに比例して高値を示す。

血中1.5AGは、糖質摂取量が少ないと、それに比例して低値を示す。しかし、糖質摂取量が多すぎて血糖値170以上になる逆に、低値を示す。

つまり、1.5AG低値は食後高血糖、糖質制限、さらにSGLT2阻害薬の服用でみられます

 

よって、

普通に糖質を食べている人が1.5AG低値なら食後高血糖や糖尿病予備群または糖尿病を強く示唆します。さらに、機能性低血糖症の鑑別にも1.5AGは使えたりします。(今後解説しますが、GA/HbA1c比よりも鋭敏に食後高血糖を示すのです。)

 

しかし、糖質制限している人では、血中1.5AGが低値になるので、食後高血糖の鑑別に使えないのが、残念です。

 

これを逆手にとって、1.5AGを糖質制限ができてるかどうかの鑑別に使うことが可能です。

 

特にSGLT2阻害薬を飲んでいる方の場合は、1.5AGとケトン体を同時に測定します。

糖質制限ができていないと、ケトン体低値、1.5AG正常値を示します。

しっかり糖質制限が出来ているなら、ケトン体高値、1.5AG低値を示します。

さらにSGLT2阻害薬を飲んでいても、糖質制限が出来ていないと、ケトン体低値~やや上昇、1.5AG低値をしめします。1.5AGと食後高血糖 
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プロフィール

福田世一

Author:福田世一
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これまで透析専門医や腎臓内科医として診療に携わっていましたが、2012年4月千葉市若葉区にクリニックを開業。内科だけでなく外科、整形外科、小児科、皮膚科に対応し、MEC食(肉、卵、チーズ)でトータルにケアする総合診療医を目指しています。