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慢性疼痛は脳の不具合と言われますが、脳の不具合を食事で改善する方法としてMEC食を提案します。

腰痛で整形外科を受診したら、「腰椎椎間板ヘルニアと診断された」「椎間板が狭いと言われた」「脊柱管狭窄症と診断された」「すべり症と診断された」という方は非常に多いと思います。しかし、新聞の記事に「ストレス」と書かれてあるように腰痛の原因の8割は実は原因不明です。

ヘルニア、椎間板が狭い、脊柱管狭窄症、すべり症は大部分の腰痛の原因ではありません。最近の研究では、末梢レベルの疼痛原因は、神経周囲の重積した筋膜(fascia)異常が発痛源とも言われています。末梢レベルの対症療法に筋膜リリースが有効なことがあります。
中枢レベルの疼痛原因は脳の不具合とも言われています。脳に強いストレスが加わると、ちょっとした痛みを脳が強く感じることが原因だったりするのです。中枢レベルの治療方法として認知行動療法(考え方を変えることによって心の持ちようを変える方法)や、座禅、瞑想が有効だったりします。実際に脳MRIで認知行動療法、座禅、瞑想が有効であったことが証明されています。

しかし、ペインクリニックの医師や慢性疼痛の専門家から、慢性疼痛に対する食事の有効性に関してあまり聞いたことがありません(単に私が知らないだけかもしれません。糖質制限に精通した医師からは慢性疼痛に糖質制限が有効だというお話はお聞きします)。
慢性疼痛の患者さんを診ていると質的栄養失調の方が多いことに気づきます。糖質過多はビタミンB不足、ミネラル不足、たんぱく質不足、脂質不足になります。糖質過多になると交感神経は緊張します。ビタミンBは消費されて不足します。肉や卵の摂取が足りないと、葉酸不足、亜鉛不足、鉄不足、タンパク質不足などで、セロトニンの合成がしっかりできなかったりします

セロトニンは非常に重要な脳内の神経伝達物質ホルモンで、セロトニンが不足してくると、不安、恐怖、ネガティブな感情、慢性痛、不眠症、鬱などになりやすくなります。
長引く痛みの改善にセロトニン分泌は欠かせません。肉、卵、チーズ(MEC食)を摂ることによって、ビタミンBや葉酸、亜鉛、タンパク質を摂ることができ、きちんとセロトニンの合成に必要な材料が整うのです。
さらに、1口につき30回よく嚙むという咀嚼行為が、セロトニン神経を活性化することもわかっています。

MEC食をされている方の中には、躁うつ病などの双極性障害の方もいます。MEC食をすると脳内の神経伝達物質ホルモンの合成に必要な材料が補充されるので、減薬できる方が多い。そのほかに、糖質が減ると興奮性のグルタミン酸が少なくなって、メンタルが安定するGABAが増えるので躁うつ状態を安定になる要因はここにもあるのかもしれません。。

結論です。MEC食は痛みを緩和するセロトニンを増やし、メンタルを安定にするGABAを増やします。さらに1口30回嚙む咀嚼行為もセロトニン分泌を増やし、慢性疼痛の緩和に有効と考えています。大半の腰痛ストレスから

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プロフィール

福田世一

Author:福田世一
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これまで透析専門医や腎臓内科医として診療に携わっていましたが、2012年4月千葉市若葉区にクリニックを開業。内科だけでなく外科、整形外科、小児科、皮膚科に対応し、MEC食(肉、卵、チーズ)でトータルにケアする総合診療医を目指しています。