FC2ブログ

記事一覧

脳卒中は、脂肪過多が原因ではなく、動物性脂肪の少ない和食中心の食事が原因

927日の夕刊フジに寺本先生の写真とともに動脈硬化の気になる記事。

 

夕刊フジの記事を抜粋すると「脂肪過多の食生活、肉類や脂肪分たっぷりの食事を続けると、20年から30年の月日をかけて動脈硬化は進んでいく」とあります。

 

寺本先生には学生時代に教えていただいた恩がありますので、言いづらいが、上記の記述は誤りです。

 

2013年脳梗塞死亡者 男性ランキングの上位は、岩手県や秋田県などの東北地方の人たちです。東北地方の人たちは、、脂肪分の少ない和食中心の食事をしていました。

ところが、豚肉やラードを食べていた沖縄人の脳梗塞死亡者数が多いかというと、実は沖縄県は脳梗塞死亡者が一番少ないのです!!

 

動脈硬化の原因は、和食中心の炭水化物摂取です。炭水化物(糖質)を摂ると、インスリンが上昇します。インスリンの作用で酸化ストレスが亢進します。単なるLDLコレステロールのままでは何ら悪さはしないが、LDLが酸化ストレスの影響で酸化LDLになると、血管内壁にLDLコレステロールがくっつき動脈硬化が進行します。

 

さらに炭水化物の過剰摂取は、非酵素的に糖化(グリケーション)が亢進するので、LDLが糖化し、糖化LDLもできます。この糖化LDLも血管の動脈硬化を進行させます

 

最近では、今年8月に米医学雑誌ランセットに、炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇し、飽和脂肪酸(動物性脂肪)の摂取量が多いほど脳卒中のリスクが低いとの論文が掲載されています。

炭水化物を減らして肉や動物性脂肪を多く摂取すると、動脈硬化を予防し脳卒中を減らします。
夕刊フジと動脈硬化 

関連記事

コメント

ありがとうございます

先生の勇気に感謝です。
どうか正しい情報を伝えてください。
お医者様は人の命をやり取りする商売です。
なので間違った道は歩まないでください。

ありがとうございました

beni様

お返事遅れました。コメントありがとうございます。
正しい情報を発信していければと考えています。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

福田世一

Author:福田世一
FC2ブログへようこそ!
これまで透析専門医や腎臓内科医として診療に携わっていましたが、2012年4月千葉市若葉区にクリニックを開業。内科だけでなく外科、整形外科、小児科、皮膚科に対応し、MEC食(肉、卵、チーズ)でトータルにケアする総合診療医を目指しています。