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透析患者へのMEC食(肉、卵、チーズ)は?

MEC食外来 診療日誌 (ブログ掲載了承済み)

 

40代女性 糖尿病、維持透析を5年間している患者。

 

MEC食外来の受診目的は、長年の肥満を改善したい。

体重104kg

 

<現在の食事内容>

お茶碗一杯のご飯を13回食べる。

スナック菓子、チョコレートなどが中心の間食を続けている、どうしてもやめられない。

 

<指導内容>

透析患者さんの問題点はリンと糖質の過剰摂取です。どちらも動脈硬化を促進させるのです。

この患者さんの問題点は糖質の過剰摂取なので、スナック菓子をやめてもらうことにしました。

 

肉や卵、チーズのおつまみ(加工食品)には添加物としてリンが多く含まれています。しかし間食による糖質の過剰摂取が肥満の原因の一つになっているので、スナック菓子の代わりに、肉、卵、チーズのおつまみを空腹時に食べてもらうことにしました。

 

おつまみに入ってる添加物としてのリンは透析患者さんには問題です。特にプロセスチーズにはリンが多く含まれるので、ナチュラルチーズを選んで食べてもらうこととしました。ハムにもリンが多く含まれていますが、糖質が少ないので目をつぶることとしました。

あと、一口につき30回良くかむことをやっていただくよう指導しました。

 

透析患者の最大の問題点はカルシウムとリンの代謝異常による動脈硬化、血管石灰化が起きることです。透析患者さんの寿命に直結します。

そしてリンはタンパク質の中に含まれているので、リンを減らす食事内容は、必然と低タンパク質、低脂質、高炭水化物食となります。

 

しかし、この糖質中心の食事が透析患者さんにも良いわけがありません。残念ながら現在の透析患者の食事はそうなっています。

 

透析患者さんの食事も本来は動物性脂肪多め、動物性タンパク質多め、糖質少なめが良いと考えます。加工食品の肉ではなく、生鮮の肉にはリンが少ないので、そういうのを選んで食べてもらうと良質なタンパク質と脂質を摂取できます。過剰なリンは薬でコントロールが良いと考えます。


四街道徳洲会病院 MEC食外来 担当医 福田世一

完全予約制 保険診療 一人30

ご予約は、四街道徳洲会病院 電話043-214-0111

リン含有量早見表 

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プロフィール

福田世一

Author:福田世一
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これまで透析専門医や腎臓内科医として診療に携わっていましたが、2012年4月千葉市若葉区にクリニックを開業。内科だけでなく外科、整形外科、小児科、皮膚科に対応し、MEC食(肉、卵、チーズ)でトータルにケアする総合診療医を目指しています。